今号の特集はこちら
農作業に使えるデニムのファーマーエプロン。
大山で農業を営む方々にご協力いただき、現場での作業性をデザインに反映させました。
裾に深めのスリットを入れて動きやすく、腰回りのポケットにはスマートフォンや貴重品が入ります。
そして大きな特徴は、エプロンの裾部分と腰の金具を繋げると大きな袋となること。
農作業の後に収穫したものを持ち帰る際や、急にいただきものをすることもあり、その場で袋になり役立つようになっています。
まさに大山での暮らしから出てきたアイデアを反映させました。
今回 “fukkoku project”によって、全国のデニム生地が集められ、糸になり、またデニム生地に再生されました。
完成したデニム生地は、しっかりとした厚みがあり、農作業はもちろん、ガーデニングやDIYなどアウトドアシーンで、頼れるエプロンが出来上がりました。
“fukkoku project”とは・・・
テーマは、「メイド・イン・わたしたち」
私たちからできる服。再び想いを刻んでゆく。
さあ、私たちだけの大切な一着へ。
昨年夏頃に全国の拠点でデニムを回収し、およそ4000を超えるジーンズが集まりました。シゴト場カケルも、デニム回収拠点の一つとして協力。
集めたジーンズを再び糸に戻し、さらにデニム生地へと。そのデニム生地を活かし、回収拠点ともコラボアイテムを制作していくプロジェクトです。
繊維のまち岡山県倉敷市の株式会社ITONAMIが行っている、デニムを刻み、再び作るプロジェクト。
FUKKOKUでは、全国の拠点と協力し、みんなからデニム製品を回収し、粉砕して綿状に反毛、そこから糸をつくり、生地を織り上げました。
みんなが自分にとって特別な、愛着あるデニムを持つこと。それがこのプロジェクトのゴールです。
役目を終えた服たちが刻まれ、再び服となる。
「もう一度命を宿したい」という、個の意志が集まって、ひとりじゃ叶えられない、新しいものづくりの形を生む。